【この記事を読んでわかること】
- 2人目出産で里帰りしなかった理由
- 2人目出産で里帰りしない時の準備
- 2人目出産で里帰りしない新生児期の困ったことと対応
- 2人目出産で里帰りしない新生児期を乗り切るコツ
2人目を授かり、いざ出産が近づくと「里帰り出産どうしよう…」と悩みませんか?
私も次女を妊娠した際に里帰りをどうするか悩みました。
長女を出産したときは遠方にある実家に里帰りをしたのですが、最終的に次女は里帰りしないで出産することを決め、退院後すぐに夫婦二人三脚での2人姉妹育児が始まりました。
【この記事はこんな人におすすめ】
- 2人目出産で里帰りしない時に必要な準備がわからない
- 2人目出産で里帰りしないことが不安
- 2人目出産で里帰りしない予定のママ
- ママが2人目出産で里帰りしない予定のパパ
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2人目出産で里帰りしないと決めた理由
妊娠した際にどうしようか悩んだ里帰り出産ですが、最終的に里帰りしないで出産することにしました。その理由は次の通りです。
①長女の保育園が休園できない
一番大きかったのは「長女の保育園が長期休園できない」という理由です。
里帰り出産すると長女も連れていくことになりますので、保育園はおやすみとなります。
その場合どうなるかを市役所に確認したところ、2ヶ月以上休園すると利用停止になってしまうということでした。
私たちが住む地域はいわゆる“保育園激戦区”のため、一度利用停止となってしまうと再度通園するのはかなり高いハードルとなります。
また、実家が遠方のため一度里帰り出産して利用停止にならない2か月以内に自宅に戻ってきて…というのは子どもたちにも産後すぐの私にも負担が大きいでしょう。
『長女の保育園の利用資格を維持する』ために里帰り出産しないというのが一番大きな理由でした。
②日中は実家に両親がいない
私の両親はまだバリバリ現役で働いているため、日中は私以外に大人が実家にいません。
長女の出産時はそれでも食事の準備や洗濯、掃除などを仕事から帰ってきた母に甘えてお願いしていたので里帰り出産はとても楽でした。
ただ次女の出産のために里帰りした場合、保育園にも幼稚園にもいかない長女が日中ずっといることになります。
里帰り出産して得られるメリットよりも、『臨月の大きなお腹で日中ずっと長女の面倒を見続ける方がはるかに大変』だと思ったのが里帰り出産しないと決めた2つ目の理由です。
③社会情勢
里帰り出産しないと決めた最後の理由は社会情勢です。
長女を出産したのが12月。里帰りするのであれば11月頃には実家に移動しなければなりません。
当時、一度落ち着いた新規感染者数が再度増えつつある時期でした。
実家は関東圏にあったこともあり、関西よりも新規感染者数が文字通り桁違いで多かったタイミングです。
そのタイミングで妊婦で3歳の長女を連れて新幹線に乗って…と『県をまたいで移動することはかなり難しい状況だった』ことが、里帰り出産をしないと決めた最後の理由です。
もし上のお子さんが保育園や幼稚園に通っている場合、特に①のは自治体や待機児童状況によっても異なるかと思いますので自治体に確認することをおすすめします。
2人目の出産で里帰りをどうするかは『保育園および幼稚園の休園による利用資格停止』や『退園後の保育園および幼稚園への再入園』を自治体に確認して検討する
2人目出産で里帰りしない時の準備
次女の出産で里帰りしないと決めてから出産~入院~退院後の生活に向けて猛スピードで準備をしました。
準備するときに念頭に置いていたのは
「長女がいかに寂しくなく過ごせて、夫の家事育児負担を減らせるか」
ということです。
2人目出産で一番の気がかりは、ママが入院中の上の子のケアですよね。
おそらく多くの子どもたちにとって、ママとこんなに離れるのはこの入院が初めてではないかと思います。長女も直前までは気丈にふるまっていたものの、いざママと離れるとかなり寂しかったようです。
そして里帰り出産しないということは、入院中の家のことや上の子の世話は旦那さんがすべて請け負わなければなりません。
実際に準備してよかったものや対応策をここでご紹介しますね。
準備してよかったアイテム
スマホホルダー
入院中に長女とコミュニケーションを取る方法はLINE電話の予定でした。
私は長女を帝王切開で出産したため、次女も予定帝王切開での出産計画です。
帝王切開での出産は手術翌日頃まで上半身しか動かせません。
また、足が動かせるようになっても傷がいたむので寝ている状態でベッドを少しあげるぐらいしかできません。
そんな状態でLINE電話をするのはきっと大変だ…!と想定し、対策として買ったのがスマホホルダーです。
スマホホルダーにも色々と種類がありますが、おすすめはアームが好きなように動かせるものです。
アームが自由に動かせるタイプであれば、入院中のベッドのフレームや机の位置、リクライニングの角度に合わせて縦向きや横向きなど位置を自由に調整することができます。
私はAmazonで購入しました。
寝ながら使える、と謳っているだけあって本当に寝ながら使えました…産後の万全ではない状態で暇があったら寝ていたい体に負担をかけることなく、長女とLINE電話をすることができました。
入院前に購入して、入院バッグに入れておいてよかったNo.1アイテムです。
入院中の長女の食事を家事代行で準備
一番の心配は長女の食事でした。
夫も仕事があるため、食事の準備まで時間を多く割くことができません。
そこで入院直前に家事代行の「タスカジ」で作り置き料理の依頼をし、長女の好きな食材を中心に15品ほどを作ってもらいました。
冷凍できるものは冷凍し、温めるだけで夕食の準備ができるようにしておきました。
後から夫に聞いたところ
- 献立を考えなくていい
- 温めるだけでいい
- 長女の好きなものばかりだったので食べてくれた
といいことばかりだったとのことでした。
入院中の上の子の食事対策は家事代行サービスを積極的に使ってみる
おもちゃ付き入浴剤(バスボム)
ママがいない状態での心配事として、食事以外にもうひとつ我が家の場合は「お風呂」がありました。
パパが仕事で帰りが遅いことが多かったため、平日はほとんどママとお風呂に入っていたからです。
2人目出産で里帰りしない場合、入院中はどうしても上の子はパパと2人でお風呂に入らざるを得ません。
そんな時、少しでも寂しい思いをせずにお風呂時間を楽しんでほしいとおもちゃ付き入浴剤をまとめ買いしておきました。
長女の場合はすみっコぐらしとプリンセスが好きなので、それぞれの入浴剤を事前にまとめ買いしてママの入院中は毎日バスボムを開けていいことにしました。
夫に聞いたところ、お風呂に入る時間になったら「今日のバスボム何かな?見に行こう!」と声をかけるとダッシュでお風呂に向かっていったということでした(笑)
バスボムはまとめ買いして持って帰るのが大変だったのでAmazonで注文しました。
(楽天やYahooを調べましたが、Amazonが一番バリエーションがあって安かったです)
2人目出産で里帰りしない新生児期の困った事ベスト3
無事に次女が誕生!が、すぐにワンオペの日々…
そんなこんなであっという間に手術日を迎え、無事に次女が生まれました。
(2回目の帝王切開出産は想像の100倍辛かったです…詳細は別の機会に…)
里帰り出産はしませんでしたがママがいない時間、長女が少しでも寂しくないように3日間ほど実父母に来てもらいました。
クリスマスが近かったこともあり、祖父母にクリスマスプレゼントを買ってもらえた長女はとても喜んで楽しく過ごせたそうです。
2人目出産で里帰りしない場合でも、もしお願いができるのであれば上の子のケアを目的に実父母や義父母にかけつけてもらうのはいいかもしれません。
退院後すぐに実父母は帰っていきましたので、夫婦二人三脚での2人姉妹育児が退院直後からスタートしました。
夫はなるべく在宅勤務をしてくれましたが基本的には出社日が多く、ワンオペで2人姉妹のお世話をする日々が始まりました。
特にワンオペで新生児期に困った事が次の3つです。
①上の子の保育園の送迎
一番最初に困った事は長女の保育園の送迎です。
上の子が保育園に通っていて、仕事でパパがいない場合はママが上の子を保育園の送迎をしなければなりませんよね。
ところが新生児は生後1ヵ月までは家にいましょうと言われています。
ファミリーサポートやベビーシッターの制度を使うことも考えましたが
- ファミリーサポートは事前に講習会を受けたり、面談したりといった手間がかかる
- ベビーシッターを送迎時のみ使うのはコストがかかる
といったことを理由に、我が家では利用しませんでした。
自転車で片道5分もかからないところに保育園はありましたが、そうはいっても生後間もない次女を家においていくわけにもいきません。
結果、夫が出社で不在の場合は次女も連れて徒歩で長女の送り迎えをしました。
新生児期から使えるBettaのスリングに入れて、真冬でしたので寒くないようにKonnyの抱っこケープを使っていました。
②下の子の沐浴
2つ目に困った事は次女の沐浴です。
次女が生まれる前は長女の生活リズムは
- 帰宅
- 夕食
- 入浴
- 就寝
という流れでした。
ところが次女を沐浴に入れようとすると長女の食事の時間と被ってしまい、長女を1人にしてしまうことになります。
- 長女と次女帰宅
- 次女を洗面所で沐浴させる間、長女はテレビを見る
- 次女を脱衣所に置いて長女と入浴
- 次女の就寝後に食事
- 就寝
そうすることで長女と次女の入浴の時間が近くなり、洗面所と脱衣所~お風呂の場所も近いためバタバタせずに沐浴対応することができました。
洗面所で沐浴させるときにいちいち洗面所を洗うのが手間だったので、ソフトタイプのベビーバスをAmazonで購入して沐浴させていました。
新生児期しか使わないですし、値段も手ごろで収納にも困らなかったため2人目出産で里帰りしないワンオペ沐浴にはとっても重宝しました。
③エルダーファースト
下の子が生まれて一番に気を付けなければいけないと思いつつも、実践が一番難しかったことが「エルダーファースト」です。
エルダーファーストとは下の子が生まれたときに上の子を優先させて話を聞いたり、一緒に遊んだりすることを指します。
次女が生まれてくるまでは絶対にそうしようと決めていたエルダーファーストですが、実際に生まれてみるとこれがなかなか難しいもので…
新生児はただでさえお世話が大変です。授乳しておむつを替えて寝かせてまた授乳しての繰り返し。夜もなかなかぐっすり眠れずママの疲れも取れません。
上の子も今まで独占していたパパとママが突然増えた赤ちゃんのお世話をしているのをみてやきもちを妬いたり、情緒が不安定になったりします。
そんな中でどうしても上の子の言動が気になり、必要以上に注意したり声をあらげたりしていまう。理想としていた「エルダーファースト」とは程遠い状況となってしまいました。
そこでエルダーファーストを無理やりにでもするために夫と協力し、物理的に長女と2人になるようにしました。
具体的には次ような対策です。
- 次女の就寝後~長女の就寝までの時間は家事を後回しにして長女と遊ぶ
- 休日次女が寝たら長女とママと2人で出かける
意識して長女と2人で時間を過ごすようにしたことで長女の情緒も落ち着き、私も長女とだけ向き合うことができました。
「エルダーファースト」は物理的に上の子と2人で向き合う状況を作る
2人目出産で里帰りしない新生児期を乗り切るコツ
2人目出産で里帰りしない入院前~退院後、いかがでしたか?
正直なところ、ワンオペで2人姉妹の世話をしなければいけない新生児期は精神的にも肉体的にもかなり大変でした。
そんな大変な新生児期をなんとか乗り切れたのは
- 夫と2人で家事育児を可視化して分担した
- 家事はできる限り手を抜く(家事代行・冷凍食品など)
の2つが大きかったかと思います。
特に家事育児の中身を見える化→夫と2人で分担したのは大きかったかと思います。
2人目出産で里帰りしない場合、子どもたちを主に育てるのはパパとママです。
赤ちゃんのお世話はママに負担が多くかかります。赤ちゃんのお世話の内容とそれにかかる時間などを可視化し、それに相当するほかの家事はパパが負担することで夫婦間で不平等を感じないようにできたことがよかったと思います。
次女もあっという間に7ヵ月を迎え、2人育児もやっと慣れてきました。
2人目出産で里帰りしないママさんのお役に少しでも立てたら嬉しいです。